いわき市四倉町のクリニック

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胸部レントゲンの読影にAIでサポートする機器(富士フイルム社 CXR-AID)を導入しました。

2025年1月20日に導入。いわき市で10例目です。

このたび額賀胃腸科内科醫院ではAI技術を活用した胸部X線画像病変検出ソフトウェア「CXR-AID(シーエックス アール エイド)」(FUJIFILM-富士フィルム社)を導入致しました。

「小さい病変の見逃しを防ぎたい」「肺がん、肺炎、気胸などを進行する前に早期発見したい」という思いから、今回の胸部レントゲンAI読影支援の導入を決断致しました。

CXR-AIDの導入により、胸部疾患の早期発見・早期治療が促進され、患者様の健康管理に大きく貢献することが期待されます。

胸部単純X線検査は、肺癌や肺炎、心臓疾患などの検査として多く実施されています。

一方では胸部単純X線画像は、骨や血管などが重なった画像のため読影が難しいとされています。

今回導入した「CXR-AID」は、AI技術を活用して胸部単純X線画像から結節・腫瘤影、浸潤影、気胸が疑われる領域を検出し、画像診断を支援するソフトウェアであり、「ヒートマップ表示機能」、「スコア表示機能」で3つの対象所見を検出し、その領域を医師が再確認することで見落とし防止を支援します。

【主な特徴】

  1. 高速自動解析: 撮影された胸部X線画像を数十秒で自動的に解析します。AI読影の時間自体は数十秒くらいで可能ですから、待ち時間もほとんどありません。
  2. 病変検出機能: 結節・腫瘤影、浸潤影、気胸などの異常が疑われる領域を検出し、マーキングを行います。主な肺疾患の診断につながる異常であり、早期発見が重要な所見です。
  3. ヒートマップ表示機能: 異常が疑われる領域をAIが自動的に解析し、確信度に応じて色分けして表示します。
  4. スコア表示機能: 確信度を0~100の数字で表示し、スコアの最大値が数値として表示され一目で診断の参考にできます。

【導入によって期待される効果】

  1. 診断精度の向上: AIと医師によるダブルチェックにより、見落としのリスクを低減し、診断の質を向上させます。
  2. 早期発見の促進: 微細な病変も検出できるため、初期段階の胸部疾患の早期発見につながります。
  3. 効率的な診断: 大量の画像を迅速に確認でき、診断の効率化が図れます。
  4. 患者負担の軽減: 従来の検査方法と変わらないため、患者に追加の待ち時間や費用負担がありません。
  5. 医療従事者の負担軽減: 放射線技師の作業負担を軽減し、「ここに病変があるかもしれない」という診断もできるようになります。

肺の疾患は、発見が遅れると重篤化してしまう場合があり、定期的な検診で早期発見・早期治療が重要です。

 

読影支援での追加料金などはございません。健康診断や通常の保険診療での胸部レントゲン撮影が同じ料金でAI診断が受けられます。

胸部X線画像病変検出ソフトウェア CXR-AID 説明は こちら

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