「暑くなる前」から予防を始めましょう 例年、5月頃から熱中症で救急搬送される方がいます!
熱中症は、死に至る可能性のある重篤な病気ですが、適切な予防・対処を行えば、防ぐことができます。
以下、いわき市のサイトなどから抜粋引用してお知らせします。
熱中症とは
「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
こんな日は熱中症に注意!
●気温が高い ●湿度が高い ●風が弱い ●急に暑くなった日 など
こんな方は特に注意!
●高齢者・幼児 ●持病のある方 ●肥満の方 ●体調が悪い方 ●脱水状態・低栄養状態にある方 ●暑さになれていない方 など
熱中症の症状
軽度:めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらない
中度:頭痛、吐き気、体がだるい、虚脱感
重度:意識がない、けいれん、高い体温、呼びかけに対し返事がおかしい、まっすぐに歩けない、走れない
熱中症予防のために
「暑くなる前」から予防を始めましょう 例年、5月頃から熱中症で救急搬送される方がいます!
暑さを避けましょう
行動の工夫
①暑い日は無理な外出を控える。
②天気予報を参考にし、暑い日や時間を避けて外出や行事の日時を検討する。
③屋外では日向を避け日陰を選んで歩く。
④日向では積極的に日傘を使用する。
⑤涼しい場所に避難する。
⑥適宜休憩する、頑張らない、無理をしない。
⑦携帯型扇風機や保冷材などのグッズを活用する。
住まいの工夫(室内で涼しく過ごす工夫)
①風通しを利用する …屋根裏の換気口を開ける、玄関に網戸、向き合う窓を開ける
②窓から射し込む日光を遮る …ブラインドやすだれを垂らす、緑のカーテン、日射遮断フィルム
③空調設備を利用する …我慢せずに冷房を入れる、扇風機も併用する
④気化熱を利用する …夕方に打ち水をする
⑤外部の熱を断熱する …自宅の断熱性能を確認・改善する、反射率の高い素材を使った屋根、屋根裏の換気口
衣服の工夫
①ゆったりした衣服にする。
②襟元をゆるめて通気する。
③吸汗・速乾素材や軽・涼スーツ等を活用する。
④炎天下では、輻射(ふ くしゃ)熱を吸収する黒色系の素材を避ける。
⑤日傘や帽子を使う(帽子は時々はずして、汗の蒸発を促しましょう)。
こまめに水分を補給しましょう
- のどが渇く前に水分補給
- アルコール飲料での水分補給は×
- 1日あたり1.2ℓの水分補給
- 起床時、入浴前後に水分を補給
- 大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに
日頃から健康管理をしましょう
- □ 体力に見合った強度の作業・運動であるか
- □ 暑熱順化しているか(暑熱環境下で3日以上経っているか)
- □ 熱中症の既往歴はないか
- □ 高血圧等の慢性疾患と薬の服用がないか
- □ 寝不足ではないか
- □ 過度のアルコール摂取はないか
- □ 二日酔いではないか
- □ 朝食は食べたか
- □ 風邪や体調不良ではないか
- □ 脱水状態ではないか
肥満の人、小児や高齢の人、心肺機能や腎機能が低下している人、自律神経や循環機能に影響を与える薬物を飲んでいる人も、熱中症に陥りやすいので活動強度に注意しましょう。
お互いに注意し、声をかけあいましょう
集団活動における熱中症対策のポイント
- □ 熱中症予防の責任者を決めたか
- □ 熱中症予防の監督者を配置したか
- □ すぐ利用できる休憩場所を確保したか
- □ こまめに休憩が取れるように休み時間を予定に入れたか
- □ いつでも飲める冷たい飲料を準備したか
- □ 体力や体調に合わせたペースを守るように指導したか
- □ 気軽に体調を相談できる雰囲気を作ったか
- □ 体調不良は正直に申告するよう指導したか
- □ 相互に体調を気遣うよう指導したか
熱中症が疑われる人への対処
涼しい場所へ
エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
からだを冷やす
衣服をゆるめ、からだを冷やす
注:特に、首の回り、脇の下、足の付け根など
- 露出させた皮膚に濡らしたタオルやハンカチをあて、うちわや扇風機等で扇ぐことにより体を冷やします。
- 自動販売機やコンビニで、冷えた水のペットボトル、ビニール袋入りのかち割氷等を手に入れ、皮膚直下の血管を冷やすことが有効です。
水分補給
水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する
自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう!
いわき市のサイトはこちら
福島県 熱中症予防(外部サイト)
厚生労働省 熱中症関連情報(外部サイト)
気象庁 熱中症から身を守るために(外部サイト)