3分でわかる「フレイル」…東京都医師会:広報
2月はフレイル予防普及啓発月間です。
2月1日は「フレイル予防の日」と制定されており、県や市町村、プロジェクト参加団体などがフレイル予防の啓発や取り組みを行っています。
フレイルとは?
加齢に伴う、心と体の働きが弱くなってきた状態で、「健康」と「要介護」の中間にあります。早くに対策を行えば、元の健康な状態に戻すことが可能です。(健康ふくしまポータルサイトより)
フレイル(虚弱)とは、健康な状態と要介護状態の間の状態で、心身の活力が低下してしまっている状態のことを指します。フレイルが進むと、疲れやすくなり、身体の回復力や抵抗力が落ちてしまうことにより、病気が重症化しやすくなる可能性があります。
1日中家に閉じこもり、動かない(生活不活発)状態が続くことで、身体や頭の働きが低下し、フレイルが進行しやすくなると言われています。そして、2週間の寝たきりにより失う筋肉量は、なんと、7年間に失われる量に匹敵するともいわれています。(いわき市ホームページより)
(いわき市ホームページより)
フレイルの可能性…3つ以上当てはまる方
- この6か月間で、意図せず体重が2kg以上減った
- ペットボトルのふたが開けにくくなった
- ここ2週間、訳もなく疲れた感じがする
- 横断歩道を青信号の間に渡りきることが難しくなった
- ウォーキングなど軽い運動や体操を週1回もしていない
フレイル予防のポイントについて
- フレイル予防は、毎日の習慣と結びついています。
- 特に、「食事と栄養」「運動(身体活動)」「社会参加」の3つが大切です。
- あわせて、食事をしっかり食べるためには、「お口の健康」も大切です!
【ご参考に】
(食事の制限を受けている方は、医師の指示に従ってください。)
お口の健康について
- お口周りのフレイルを、オーラルフレイルといいます。
- オーラルフレイルの始まりは、滑舌が悪くなる、食べこぼす、わずかにむせる、口が渇くなど些細なものです。
- お口のささいな衰えは見逃しやすいため、普段から気に掛けることが大切です。
- 食後や寝る前にはしっかりと歯磨きをし、お口の中を清潔に保つことで、虫歯や歯周病を予防したり、さまざまな感染症にかかるリスクを減らすことが出来るといわれています。
- また、毎日の食事をいつもよりもよく噛んで食べたり、早口言葉や口腔体操をすることで、食べ物をよく噛んだり、飲み込んだりするときに必要な筋肉が衰えないようにしましょう。
運動について
- 運動不足などの生活不活発により、筋量や歩行速度が低下し、転倒や骨折、寝たきり、持病の悪化につながりやすいといわれています。
- そこで、スポーツ庁では、スポーツを通じて健康二次被害を防ぐためのガイドラインが作成されています。
【ご参考に】
- 新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について(スポーツ庁HP)
- (スポーツ庁)スポーツを通じた健康二次被害予防ガイドライン(概要)
- (スポーツ庁)運動・スポーツの実施啓発リーフレット
- いわき市シルバーリハビリ体操
社会参加について
- フレイルを予防するためには、趣味やボランティアなど、外と関わる機会を持ち、外出することが有効です。自分がやりたいと思えるような活動を見つけてみましょう!
- つどいの場 いわき市内各地には、高齢者の皆さんをはじめとする身近な地域の方々が集まり、住民の皆様により運営される、介護予防の取り組みの拠点となる、つどいの場と呼ばれる場所があります。参加してみたい!どんなことをやっているのか詳しく聞いてみたい!という方は、お近くの社会福祉協議会または、地域包括ケア推進課までお問い合わせください。
- いきいきシニアボランティアポイント は、市が指定するボランティア活動に参加し、たまったポイントを、商品と交換することができます。詳細は活動内容や登録方法などについては、市ホームページをご確認ください。
シルバーリハビリ体操の紹介動画
igokuTVは福島県いわき市の地域包括ケアにまつわる映像を紹介するチャンネル。
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