1. 帰省や旅行のあとに体調を崩しやすい理由
お盆の時期は人との交流や移動が増え、知らないうちに感染症にかかるリスクが高まります。
普段と違う生活リズムや食生活、移動の疲れも重なり、免疫力が下がってしまうことも原因です。
2. 新型コロナウイルス感染症
現在も散発的な流行が続いており、帰省や旅行をきっかけに家庭内で広がるケースもあります。
発熱・のどの痛み・咳などの症状がある場合は、早めの受診と検査が大切です。
予防のポイント
- 帰宅後は手洗い・うがいを徹底
- 発熱や体調不良がある時は無理をせず休養
- 高齢者や基礎疾患のある方と接する際はマスクを活用
3. 季節外れのインフルエンザ
本来は冬に流行しますが、最近は夏でも散発的に感染が確認されています。
特に冷房の効いた室内では空気が乾燥し、感染が広まりやすくなります。
予防のポイント
- 室内の適度な加湿と換気
- 規則正しい生活で免疫力を保つ
- ワクチン接種の情報も早めに確認
4. 夏に多い胃腸炎(ノロ・ロタ・細菌性)
帰省中の食事や旅行先での外食をきっかけに、食中毒やウイルス性胃腸炎が発生することがあります。
下痢・嘔吐・腹痛が出たら早めに水分補給を行い、症状が強い場合は受診を検討しましょう。
予防のポイント
- 食事前・調理前の手洗いをしっかり
- 生ものや半調理品は早めに食べる
- 水分補給は経口補水液などを活用
5. 体調の変化を感じたら
感染症は「早めの休養と対応」が回復への近道です。
自己判断で放置せず、症状が長引く場合や高熱・強い倦怠感がある場合は医療機関にご相談ください。
院長のコメント
「お盆明けは、体調を崩して受診される方が毎年多く見られます。感染症は周囲にうつす可能性もあるため、少しでも『おかしいな』と思ったら、早めに受診することをおすすめします。どうぞ無理せず、健康第一でお過ごしください。」