いわき市四倉町のクリニック

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歯周病と循環器の関係

今回は歯周病と循環器(心臓・血管)の病気の関係についてお話をさせていただきます。

歯周病は、歯肉に炎症を起こし歯を支えている骨を溶かす慢性感染症です。歯を支える骨を溶かすのが歯周炎(歯周病)です。骨が溶けていない場合は歯肉炎といいます。 炎症が続くと、歯周病菌や炎症物質が血管の中に入り込み、全身に影響を及ぼすことがあります。 歯周病菌が血管内に侵入し血管の内壁で炎症をおこすと血管にプラークがつきやすくなり 動脈硬化になりやすくなります。 また、重度の歯周病がある場合、心筋梗塞の発症リスクが正常の人の約1.5~2倍高まるという報告もあります。

「炎症」というのは血液を凝固させやすく、血栓などもできやすくなります。 また、感染性心内膜炎といって心臓の弁が感染しやすくなります。これは、心疾患がある方が主に対象です。心疾患のある方は心臓の弁に歯周病原菌が付着しやすいのです。 歯科治療はどうしても血がでてしまう処置が多いため、感染性心内膜炎を引き起こす可能性がある患者様には、感染防止のために施術前30~15分前に事前に抗生剤を飲んでいただきます。心疾患の持病をお持ちの方は施術前に歯科医師にその旨を伝えてください。 研究では、歯周病治療をすると血管の炎症マーカーが減り、血管の機能が改善するということが示されています。 歯周病のリスク因子として代表的なのは、以下になります。 喫煙、肥満、糖尿病、歯並び、ストレス、加齢。こうしてみますと、多くは生活習慣が関係していることがご理解いただけるかと思います。上記にアルコールがはいっていません。以外と思われるかもしれません。アルコールと歯周病は関係ないのです。

次に歯周病の予防について触れておきます。結論を先に言いますと、皆様が毎日やられている自宅でのケアで十分です。 ① 正しい歯みがき(歯間部へのフロス)。正しい歯磨きについては歯科医院にてご相談ください。 ② 定期的(3か月に一回ぐらいでいいでしょう)な歯科検診により歯石除去 ③ 糖尿病の持病がある方は、血糖値のコントロール。糖尿病は感染症になりやすい状態ですので、歯周病が糖尿病を悪化させる可能性があります。 ※歯科受診時には、必ず以下をお伝えください。

・持病について(例:心筋梗塞、狭心症、不整脈、心不全 など)。 ・発症時期と手術歴(ステント、バイパス、弁置換などの有無) ・服用中のお薬。お薬手帳がある方はご持参されてください。 また 血をサラサラにするお薬を服用中の方は注意が必要です。血が止まりづらくなっていますので、必ず、施術前に歯科医師にその旨をお伝えください。 くれぐれも受診前に自己判断で服用を中止しないでください。 ほとんどの場合「局所止血」で十分に止血できますので、休薬はしなくていいです。 次は麻酔(局所麻酔)の注意点についてです。 歯科での局所麻酔の多くには「血管収縮薬(アドレナリン)」が含まれています。 高血圧症の方などはアドレナリンは原則禁忌ですので、必ず、歯科医師に高血圧症の方はその旨を伝えてください。アドレナリンとは別の薬剤が入っている麻酔薬を使用します。 また、甲状腺疾患の方もアドレナリン含有麻酔薬は原則禁忌です。 以上、今回は歯周病と循環器の関係についてお話させていただきました。 ご質問、ご相談の際は当医院のスタッフにお尋ねください。

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